010.遠い記憶



現実は思っているほど簡単ではなくて。

どこまでも、どこまでも、難しいもので。

それはときには残酷で。

それを受け止めなければならないときには覚悟が必要で。

でも受け止められなくて。

そして脆くも人は崩れ去る。

涙を流し、後悔し。

それでも過去には戻れない。

ただあるのは、現実と未来。


あぁ。
キミはあのときこの現実を受け止めたのだろうか。


あぁ。
キミは何処へ消えたのだろうか。


もうボクには分からないけれど。
もうキミには逢えないけれど。


この広い世界の中で、この残酷な現実を受け止めボクらは生きて行く。
この広い世界の中でキミが現実を受け止め生きていることを、ボクは願う。


しかし、それは遠い日の記憶でしかすぎなかった。

ボクはもうキミの顔ですら覚えていない。

現実は、記憶は、なんて残酷なのだろうか。



この広い世界の中で、この残酷な現実を受け止めボクらは生きて行く。




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オリジナルです。
日記の使いまわしです。ちょっと変えましたが…。
ふと思ったのです。現実は残酷だ、と。
でもその言葉を使いすぎて、なんだか言葉の意味がメチャクチャになっていているような気がします。
もっと上手く文を書きたい。

2005.8.06



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