005.卒業



この地へやってきて、早いものでもう3ヶ月経ちます。


貴女は今日も元気でいますか。
笑っていますか。
泣いたりしていませんか。


貴女は俺の事を覚えていますか。

俺は…。
忘れられるはずがありません。
本気で愛した貴女の事を。


でも、
それではいけないと分かっているんです。
愛しているなんて今ではもう言えないから。

この想いは忘れることは出来ないけれど、俺は前に進んで行こうと思います。
それは本当に辛い事だけれど。

それでも俺は貴女から卒業します。
辛いけれど、切ないけれど、
貴女の事を思うからこそ、貴女から卒業します。
貴女を愛する自分の気持ちから卒業します。

だけど、もし覚えていてくれるなら…。
俺が貴女を愛していた事を覚えていてください。



空を仰げば思い出す。
貴女の眩しい笑顔と、共に過ごした愛しい時間。


もう二度とは戻らない時間。






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石原の想い。なんか石原がニセモノっぽくなってしまった…。
一人称が俺だから違和感ありまくりです。
広島へ行ってしまった設定で。
結局のところ何処に行ってしまったんでしょうねぇ。(遠い目)

2005.6.3


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