花が芽吹く姿とか 変わりゆく街だとか
ずっと気にとめないでいた 気にかける余裕もなく
ありがとうのうた
気がつけば冬から春へとかわる時の中に僕らは居て。
「雲雀」
ふと僕を呼ぶキミの声。
「とうとう卒業だな」
「そうだね」
キミと出会って毎日退屈しない日々が送れた。
この僕が“愛しい”という感情を持つことができた。
全部、キミと居たから出来た事。
「いろいろ世話になったな」
「まったくだよ」
「む、雲雀も俺に世話になっただろう。なんか言うことはないのか」
「ないね。それにこれからも顔合わせるんだし、今更言うこともないよ」
何気ない会話。何気ない毎日。
キミが居てくれたから、楽しい、なんて思えた。
「笹川」
「なんだ」
「大好き」
唇に触れるだけのキスを落とせば、薄桃色に染まるキミの頬。
そして照れくさそうなまぶしい笑顔。
「俺も、大好きだ」
キミには感謝している。
この僕をここまで丸く、優しくしてくれた。
あぁ、愛しているよ。これからもずっと。
ありがとう、なんて絶対言ってやらないけどね。
END
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THANKS!1万HIT&3周年!
遅くなりましたが、ありがとうございます!
一応フリーになっておりますのでどうぞお持ち帰り下さい!
ご報告頂けると極限喜びます!
某勝利6人組の曲より、雲了に愛をこめて!
2008.3.16:香月あやか
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